「2025全日本自転車競技選手権大会トラックレース マスターズ」が2025年7月19日㈯から21日㈪まで宮城県自転車競技場で開催。大会二日目の7月20日に行われた男子マスターズスプリント45歳-49歳の部で湯原正行(MISUZUKO TEST TEAM)が初優勝を果たした。
湯原選手は、予選の200mタイムトライアルで11秒454という好タイムを記録し予選1位で決勝へ進出。決勝では福岡県の中村章太郎選手(ファンサイクル)と対戦。残り1周で先行を許したものの、半周を切ったあたりから中村選手の後方に入り、最終コーナー付近で追いつくとストレートで一気に前へ出ると最後まで追走を許さない見事な走りで勝利を収めました。この勝利により湯原選手は自身初となる日本チャンピオンジャージに袖を通しました。
【スプリント競技】
予選を200mタイムトライアルで行い、上位選手同士が2周回を1対1で先着を競い合う競技。
かつて中野浩一選手が世界選手権で前人未到の10連覇を果たしたのはこの競技。
【予選タイムトライアルリザルト】
湯原選手は高校時代から長野工業高等専門学校(長野高専)で活躍。2000年代ではこの種目の日本ランク1位に輝くなど国内を代表するトップアマチュア選手として活躍をした。また、長野県代表としても平成以降の国体では県自転車選手最多の7回の入賞を誇る。
近年は長野県の育成チーム「長野県ジュニアサイクルクラブ」で中高生の指導を行い、今大会は併催されたJr.オリンピックの長野県代表チームのプレイングコーチとして15年ぶりにマスターズ選手として現役復帰を果たしての初優勝となった。
決勝を戦った中村選手と共にフォトセッションにのぞむ
【外部LINK】
大会特設サイト〔JCF公式HP〕
予選リザルト〔PDF〕
順位決定戦リザルト〔PDF〕
長野県自転車競技連盟