本年の国民体育大会について、主催する日本スポーツ協会並びに
文部科学省・スポーツ庁・鹿児島県より下記の発表がございましたので
選手ならびに関係者の皆様はご一読下さい。
第 75 回国民体育大会並びに第 20 回全国障害者スポーツ大会について 第 75 回国民体育大会(以下「鹿児島国体」という。)並びに第 20 回全国障害者スポーツ大会(以下「鹿児島大会」という。)の取扱いについては、以下のとおりとする。 1.鹿児島国体及び鹿児島大会は、今年秋には開催しない。 令和 2 年 6 月 19 日 |
《鹿児島国体・鹿児島大会っを今年の秋に開催しない理由について》
○ 鹿児島国体・鹿児島大会は、選手・監督だけで約 3 万人、観客を含めると
延約 80 万人の来場を見込む全国的な大規模イベントであり、ワクチンの開
発や治療方法が十分ではない状況の中、第 2 波・第 3 波の懸念や県内の医
療体制等を踏まえると、大勢の人の移動に伴う感染拡大リスクが払拭され
ていないため、来県者や県民の安全確保を考えると、今年秋の開催は困難と
の判断があること。
○ 4 月時点で、鹿児島国体の都道府県予選会の約 6 割以上が延期や中止の検
討をしており、その後、東北ブロック大会と九州ブロック大会を中止とする
など、通常通りの予選会やブロック大会の開催が困難であること。
○ 4 月時点で、鹿児島大会の都道府県予選会の約 7 割、ブロック大会の 9 割
以上が延期や中止の検討をしており、通常通りの予選会やブロック大会の
開催が困難であること。
○ 鹿児島国体選手団を派遣する都道府県体育・スポーツ協会から、都道府県
予選会やブロック大会が開催されなければ、公平・公正な選手選考が困難で
あるとの意見が多数寄せられていること。
○ 鹿児島大会選手団を派遣する都道府県・指定都市からは、選手選考を行っ
ても選手自身から参加を辞退される可能性や感染症対策が十分に講じられ、
安全・安心が確保されることが必要であるとの意見が多数寄せられていること。
○ 緊急事態宣言下(5 月 25 日全面解除)で選手の練習環境が著しく制限さ
れていたことから、選手が準備不足で都道府県予選会やブロック大会に臨
むことによる外傷・障害のリスクが大きいこと。
○ 専門家(医師)からは、大勢の人が移動すること自体が感染拡大のリスク
になり、約 1 年程度は、予選会・ブロック大会もある国体のような大規模ス
ポーツイベントは、開催は困難である旨の助言。
○ 鹿児島国体・鹿児島大会の開催により、国内において新型コロナウイルス
感染症の拡大を誘引してはならないということ。
今後の国体に関する情報につきましては、新たな情報が入り次第
皆様にお知らせ致します。